広告配信プラットフォーム「Blade」リリースにあたり思うこと。。。 | 誠のつぶやき

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本日2011年6月15日

約2年に渡り社内で構想を練って開発を続けてきた

MicroAd Blade』がリリースされました。


自分自身はこの業務に携わってまだ2年半しか経ってないのですが、

2004年から広告代理業での仕事を続けてきた経験と、

海外で開発されるシステムや、ビジネストレンドなどウォッチしている中で、

この広告配信プラットフォームの考え方に対する潜在的なニーズが大きく、

今後の日本でも大きなトレンドになっていくことを確信して、

すっかりのめり込んできました。



アドネットワーク広告というサービスはもう4,5年前から登場していますが、

あらゆる広告インプレッションを同質化し扱い、その販売方法や単価水準もあり、

『複数広告を束ね一括管理する』オペレーション軽減の部分が先行して、

配信対象を期間や配信数で契約する純広告とは、

異質のものと見られていた感があります。



広告配信プラットフォームは、

広告主がgoogleアドセンスのように簡単にアカウントを作って、

バナー広告を出稿することができるようになっていて、

広告出稿を実施する際にその配信最適化のエンジンを通じて、

1インプレッション単位の価値を最大化させます。

広告主にとってみれば同じ出稿予算において、

有益な広告にはより高い価格提示を、無駄な広告には一切出稿をしない。

そんなことが全自動で行うことができます。



また配信の条件指示も従来のWEBサイト単位の期間、ボリュームではなく

見込み顧客となりうるオーディエンスデータ(ユーザー)を指定した上で、

設定したKPI目標にあわせ自動的に予算の振分けができるようになっています。

(たとえば関東在住の未婚男性で資料請求獲得目標5,000円、、、みたいな)



従来プライシングのルールが完全に売り手にあったものが、

配信プラットフォームの誕生で、広告主のニーズによる市場原理によってプライスが決定する

そんなオープンでフラットなマーケットへと変化する。

すでにこの1年に、そういったサービスへの注目と急拡大もあり、

パラダイムシフトは少しづつ発生していました。


そんな時流もあってか、今年は配信プラットフォームに関するサービスが各社から

急ピッチでリリースされると思いますが、おそらく従来の利権を守るために形だけ整えたとしても、

この大きな流れの中では、すぐに淘汰されるリスクもあるのだと感じていたりもします。



重要なのは、本当に実利を生み出せる配信ロジックそのものと

利用者である広告主、媒体社の課題、ニーズをきちんと理解し、

適切なテクノロジー利用を提案することができる人材育成

この2点に集約されていくはずなので、

本日のリリースをきっかけに、より体制を強化して、

よい多くの方にこのサービスを利用して頂き、

利益を提供できるよう普及に努めていきたいと思います。